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GPファイナル [スポーツ]

久々のエントリはフィギュアスケートの話題です。
高陽市で開催中のグランプリファイナルで浅田が優勝、小塚が2位と
日本人選手が見事な結果を出しました。

小塚はSPでリードしながらも守りに入りませんでしたね。天晴れ。
ダウングレードを2つ食らって10点以上取り損ねたのは残念でしたが、
シーズン後半につながる立派な挑戦だったと思います。
スケーティングスキルでは全選手中最高の評価を受けていますし、
堂々たるトップ選手ぶりを見せつけました。
全日本や世界選手権での活躍が楽しみです。

女子は完全に浅田と金のための大会になりましたね。
テレビ朝日の思惑どおりに事が進んで、制作陣は大満足でしょう。
とはいえ、プログラムのお粗末さは健在です。
毎シーズン使い回しの選手紹介映像が、視聴のペースを妨げます。
放送時間の半分以上は浅田・金対決を煽る内容。
ロシェットやコストナーの滑りも悪くなかったはずなのに、
ほとんど記憶に残っていません。
カメラワークは悪いし(これはSBSの責任かもしれませんが)、
スロー再生の時に提供が入るから、肝心の足下が見えない。
これだけグランプリシリーズを放送しているのに、
いい加減学習してほしいものです。

また、番組中で「トリプルアクセルの大技を2本」と連発し、
浅田の有効な武器と強調していましたが、あれはどうなんでしょう。
3Aを2回跳ぶということは、1回はコンビネーションにしなきゃならず、
選手にとってはかなりリスクの高いことです。
そのコンビネーション、現在浅田は3A+2Tを完成させていますが、
この組み合わせの基礎点は9.5で、対する金は3F+3Tで同じく9.5。
結局、3A2本のリスクを冒しても、3A1回分の差しかつきません。
基礎点であまり差が出ない一方、
浅田のプログラムが難しいためGOE加点幅が小さくなり、
3Aを2回跳んだところで僅差の戦いになるであろう事は、容易に予想できます。
誇張表現で視聴者の目をごまかしているあたり、まるで悪徳商法です。

それでも浅田自身、3A2回はシーズンを通してこだわっているところで、
これは彼女のアイデンティティそのものなんでしょうね。
国際大会で女子選手として初めて2回成功させたというところも
フィギュアの歴史に名を刻む快挙だったと思います。
かつて伊藤みどりが初めて3Aを跳び、
それからフィギュア選手のアスリート化が始まったように、
浅田の3A×2が女子フィギュアの新たなトレンドを作るかもしれません。

ところで、金に対する韓国人観客の反応は尋常じゃありませんね。
観客席を埋め尽くす金の名の書かれた旗。
演技終了後に投げ込まれる夥しい数の花束贈り物
リンクはまるでゴミ捨て場。
歓声で音楽がかき消されることもしばしば。
ほかの選手に対しても、金ほどではありませんが過剰な熱狂ぶり。
なんだか観客に品がないというか・・・
中国杯もこんな感じですね、そういえば。
やはり国際競技会実施の実績に乏しい分、観客の水準も低いのでしょうか。

さて、番組では浅田・金対決だけが大きく取り上げられていましたが、
安藤の4回転サルコウへの挑戦は、今大会の特筆すべき点です。
4Sの封印を解いた瞬間、もっと盛り上がるべきなのに、
韓国の観客は気づいていないようでした。
そればかりか実況と解説の伊藤みどりまで。
スロー再生でどう見ても4回まわっているのに、
伊藤は3回転だと言い張っていました。
回転不足で結局は3回転判定でしたが、
そこは専門家なんだから的確に解説して
もっと視聴者にアピールするべきなんじゃないかな。
ただでさえ、テレ朝の恣意的制作のために浅田・金の陰で
存在感が薄れているんですから、
もっと安藤をたたえてあげてほしいものです。

恣意的制作の犠牲になったといえば中野もそうですね。
3Aに今季初めて挑み、回転不足ながらも着氷したのに、
やっぱり3A2回のインパクトにはかなわなかったようです。
だけど中野の3Aも安藤の4Sも、国際大会の場で跳んだということで、
シーズン後半戦での自信につながるのではないでしょうか。
それにしても、安藤がプログラムを変更した結果、
ジゼル競演が見られなかったのは残念。
スケアメで見て以来、楽しみにしていたんですが・・・
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コメント 2

めへへ

フィギュアの話題には反応してみる(笑)。
先シーズンから、国際試合は有料ストリーミングでロシア語の中継を観ることにしています。ネット上で他のファンとチャットしたりしながら。解説は何言っているかわかりませんが、かえってすっきりした気分で観戦できます。


金の演劇的な、そしてそれがゆえに若干定型的なパフォーマンスがあまり好みではないので、浅田のライバルとしての注目しかしていないのですが、いざ同じ試合で二人が戦うとなると、身体能力の差が歴然としてしまって、残酷なものだなと思いました。
ユーロスポーツの放送で解説者が「浅田のプログラムのレベルに追いつくために何をしなければならないか」というような発言をしていましたが、仮面舞踏会に匹敵するような密度にするには、今は金の長所と言われているあのジャンプ(実際浅田に比べて有利なのは3F-3Tと2Aの爆加点だけでしょうが)の助走をどうにかしないと。あの跳び方のままだとループの克服も難しそうだし。
今の3Fはあの助走のスピードがあってこそ、というか金の筋力ではスピードが無いと跳べない(これが浅田との大きな違い)ということだと思うので、フリップに万一再びEがついたりしたら、相当ピンチですね。それだからこその、オーサーのあの騒ぎ方だったんでしょうね。
by めへへ (2008-12-15 09:15) 

HIRO

めへへさん、コメントありがとうございます。
更新さぼりがちなので、気づくのが遅くなりました。

演劇的な、そしてそれがゆえに若干定型的なパフォーマンスとは、言い得て妙ですね。ちなみに私は金のことを、過去の金メダリストのいいところをつまみ食いしたコンピレーションスケーター、だと思っています。

筋力が浅田の強みというのは同感です。でもその筋力をもってしても、成長期の彼女の体をコントロールするのは困難。今季3Aの回転不足を幾度も採られているのはそのせいかと。全日本では2本ともスロー再生見るまでもない、明らかなダウングレードでした。世界選手権までに果たして完成されるか。

気になっているのは両者のPCS。ジュニア時代には浅田が圧倒していたのに、シニアになって差がなくなり、最近では金に後れをとっている。エレメンツのわずかなミスが勝敗を分けています。リスクが高い割に点を積み上げられない3A+2Tよりも、質の良い3回転-3回転で金を突き放せばいいのに、と思います。もっとも今季はこのプログラムを貫いて、来季は3A+3T(3Lo)でオリンピック金メダル、というのがロードマップなんでしょうけど。

by HIRO (2009-01-09 17:43) 

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